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練馬の小学校でキャンプ体験 芝生の校庭に親子400人

校庭キャンプに参加した児童

校庭キャンプに参加した児童

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 練馬区立中村小学校(練馬区中村2)の芝生の校庭で8月22日、キャンプ体験イベントが開かれた。主催は中村小学校グリーンキーパーズ 校庭キャンプ実行委員会。

芝生の校庭に設営されたテント

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 全国でも珍しい芝生の校庭の同校。2006年に芝生化し、学校、PTA、学校開放利用団体、地域の協働で「中村小学校グリーンキーパーズ」を設立し芝生を維持管理している。現在も毎週担当者を決め、芝刈りや水やりなどを行い、夏・冬用に芝生の植え替えも行っている。

 その芝生でキャンプを行う同イベントは今回で8回目。同校に通う児童とその家族らを対象に募集し、今回は約400人の親子が参加した。

 「不便なことを楽しむことを目的に始まった同イベント。基本的に親は見守る立場だが、どちらかというと父親が奮闘する姿が目立つ」と同イベントの小島実行委員長。「キャンプを通じて親子の絆だけでなく、父親同士が出会う場も少ないので、これをきっかけに新しいコミュニティーが生まれ、地域もいい関係につながる。それは、いずれ防災にも役立つことなる」とも。

 イベントは持参したテントやレンタルのテントを芝生に設営することからスタート。風であおられたり、慣れないテントに苦労したりする参加者も見られたが、親子で笑顔を見せつつ協力して設営していた。2年生児童らは「初めてのテントは難しかった」「友達のテントに行ったりして遊びたい」「今日は、カレー作りやかき氷が楽しみ」と話していた。

 テント設営後は、起震車による地震体験や火起こし体験などの各種イベントも用意。火起こし体験に参加した児童は「なかなか火種ができなくて疲れた。麻ひもをほぐして作った綿に火種を包んで手を回したら急に火がついて、手首の方まで火が来たのでびっくりした」と興奮した様子で感想を話した。

 その後、参加者は夕食にカレーを作り、体育館でライブを楽しんだ後、22時消灯。翌日、朝食などを用意し、11時30分解散となった。

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