西武鉄道は10月8日、漫画家・松本零士さんによる新らたに描き下ろしデザインで生まれ変わった新「銀河鉄道999デザイン電車」の運行を始める。
2014年12月、車両の老朽化などを理由に惜しまれつつ引退した初代「銀河鉄道999電車」(3000系)。今回、20000系車両(8両編成)を使い、池袋線系(池袋線・西武秩父線・豊島線・狭山線)で再び運行を始める。
銀河鉄道999の生みの親で、大泉学園在住の松本さんの「子どもたちをはじめ沿線の皆さまが、この車両に出合い、そして乗車することで夢のようなひとときを楽しんでいただけるように復活させたい」という思いと、沿線地域の活性化と共生を目指す同社、アニメによる地域活性化を目指す同区が合致し復活運行するもの。
車両カラーは青から緑へ。23区一の緑被率を誇り、緑豊かな同区のさまざまな魅力を発信していくため、「YoriDoriMidori(よりどりみどり)練馬」プロジェクトで開発されたオリジナル色の「NERIMA GREEN(ねりまグリーン)」をベース色に、同作のキャラクター、メーテルや鉄郎のほか、キャプテン・ハーロックなども車体に描かれている。
松本さんは「また新しくデザインをさせていただいて、西武線と一緒に走り続けることができると思うと、とてもうれしい。西武鉄道さんや復活に尽力いただいた方々にはとても感謝している。今回はキャラクターの数も多く、元気に前に進むイメージでデザインした。皆さん、ぜひ楽しんで乗ってほしい」とコメントを寄せる。
同日、豊島園駅で出発式を行う。式典終了後に臨時電車を運行し、西武球場前駅では車両展示イベントも予定する。