西武鉄道(埼玉県所沢市)は、池袋線練馬高野台駅~石神井公園駅間の複々線化工事に伴い完成した石神井公園駅の下り線待避設備を、6 月23日の初列車から全面使用すると発表した。
現在の上り線2本、下り線1本に対して下り線1本が追加され、4線化すると共に隣の練馬高野台駅の折り返し線設備も同駅に移設する。
同30日にはダイヤ改正を行い、新しいダイヤでは平日朝間時の練馬高野台駅始発列車を全て同駅始発に変更、平日18時代の池袋発の列車に石神井公園行きを追加するなど、優等列車と各駅停車の乗り換えの利便性向上を図る。
同社は西武池袋線の「連続立体交差事業および複々線化事業」で、同駅でも複々線化の工事を進めていた。同駅~大泉学園駅間の高架化については昨年12月に着工し、早期完成を目指している。この工事が完了すると、「9カ所の踏切がなくなり、踏切事故や交通渋滞の解消が図られる」としている。