「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(練馬区春日町1)で11月9日、クリスマスシーズン限定イベント「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」が始まった。
英国の「ワーナー ブラザース スタジオツアー ロンドン」でも人気のイベントで、同施設では初となる。
見どころは映画1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」のクリスマスシーンを再現した「大広間」のセット。大広間には高さ5メートルのクリスマスツリーが左右4本ずつ並び、正面奥には6メートルのツリーを設置する。ツリーには映画と同じ美術スタッフが手作業で作った1000個以上のオーナメントを飾る。ダイニングテーブルには七面鳥や果物、ケーキやクリスマスプディングなどの英国の伝統的なクリスマス料理をセッティングし、寮ごとに色分けされた小さなギフトボックスやクリスマスクラッカーも並ぶ。クリスマスリースは、大広間のドアに2つと、直径2.4メートル、重量69キロあるという一番大きなクリスマスリースを大広間の暖炉の上に設置している。
小道具制作を手がけたのは映画「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」全シリーズに携わったピエール・ボハナさん。クリスマスシーンを忠実に再現するため映画の美術スタッフが集まり、当時の資料を基に約3カ月かけて制作した。ピエールさんは「クリスマスケーキの上に乗るスノーマンはスキーをしていたり、雪合戦をしていたりと、それぞれが違う動作をしている」と話す。全体を管理するセットデコレーターのロージー・グッドウィンさんは「クラッカーやプレゼントがとてもかわいいと思う。私たちの仕事はリアリティー全てを提示するのではなく『このプレゼントの中には何が入っているのだろう』と想像してもらう機会を提供している」と話す。
期間中、24分の1サイズで制作された「ホグワーツ城の模型」を紙で作った粉雪で真っ白に覆い、幻想的な雰囲気に変身させる。そのほか、クリスマス限定グッズやメニューを用意し、入り口前の広場ではイルミネーションを点灯させ、ロビーにはクリスマスツリーを設置する。
営業時間は時期により異なる。入場料は、大人=6,500円、中学・高校生=5,400円、幼児・小学生=3,900円。要事前購入。来年1月5日まで。