練馬区立石神井公園ふるさと文化館(練馬区石神井町5、TEL 03-3996-4060)で9月1日、「チリメンモンスターの図鑑をつくろう」が開かれた。
ちりめんじゃこの中に混ざっている不思議な形の海の生物「チリメンモンスター」、略して「チリモン」を見つけて自分だけのオリジナル図鑑を作る同イベント。同館の子ども向けイベント「ふれあい土曜事業」の一環で行われたもので、同館では初の試み。
参加した子どもたちは片手に虫眼鏡、片手にピンセットを持ち、ちりめんじゃこをかき分け稚魚やタコ、イカ、エビ、カニ、タツノオトシゴなどを見つけ出した。珍しさを表す「レア度」という5段階の指標も設定し、初めは「何これ?」「気持ち悪い」などと声を上げていた子どもたちも、レア度の高い「チリモン」を発見すると「やった」と喜ぶ場面も。
「チリモンを通じて、海にはいろんな生物がいることを知ってもらいたい」と企画を担当した同館の矢吹大地さん。「1匹として同じものが無いので名前を調べるのが難しい」とノートに「チリモン」のイラストを描いたオリジナル資料を作り研究に励んでいる。
「チリメンモンスター」は、「きしわだ自然資料館」「きしわだ自然友の会」(大阪府岸和田市)が海の生物を学ぶ教材として仕立て上げたもので、アニメ「ポケモン」に似た名と相まって話題となり全国でイベントが開かれている。