西武プロパティーズ(埼玉県所沢市)は10月22日、西武池袋線・石神井公園駅の周辺開発計画概要を発表した。
「こだわりマーケットプレイス」「お散歩ショッピングゾーン」イメージ
「住んでいてよかった街、住んでみたくなる街へ」をテーマに、商業、住宅、生活支援サービス、駐車場・駐輪場などの充実を図ることで、「住んでいたい、住んでみたい」と感じられるライフスタイル提案型の複合的な街づくりを計画する。新たに東口・西口改札、南北通路を整備することで北口エリアと南口エリアをつなぎ、「駅」と「街」のつながりを強化する。
新規施設の開発計画はI~III期に分けて行う予定で、I期(2013年度)は、「こだわりマーケットプレイス」「お散歩ショッピングゾーン」「地域コミュニティーゾーン」それぞれのコンセプトのもと、スーパーマーケット、ベーカリー、スイーツ、カフェ、雑貨店などのオープンを検討。II期(2014~2015年度)は、「南北をつなぐランブリングプレイス」「ライフサポートゾーン」のコンセプトのもと、ライフスタイル提案型のショップや子育て支援サービスを検討。III期(2015年度)は「石神井エントランスコート」のコンセプトのもと、街ならではの店舗、賃貸住宅などを検討する。
「本計画は西武線沿線において、高架下を一つのコンセプトで一体的に整備する規模としては最大で、今後西武線沿線のイメージを形成していく上でのシンボルプロジェクトと位置付けている」と同社広報担当者。
同駅周辺は利便性の高い都会的な環境と石神井公園に代表される自然を併せ持つ、都心と郊外の魅力を兼ね備えた練馬を代表する人気エリア。来年3月16日、池袋線の東急東横線・横浜高速みなとみらい線との相互直通運転開始により、利便性が飛躍的に向上するとともに、沿線観光や旅客流動の活性化が期待される。