練馬・石神井氷川神社(練馬区石神井台1)で5月19日、アート・クラフト・食などの複合イベント「井のいち」が開催される。主催は、井のいち実行委員会。
石神井、井草、井荻など「井」が付く地域、および大泉の個人店やクリエーターが立ち上げたフリーペーパー「井」がきっかけで始まった同イベント。陶器やガラス、木工、染織、音楽などで活躍する新進気鋭のアーティストや「こだわり」の食や雑貨、ワークショップなどさまざまな人が参加し、年々話題となっている。
今回、栃木県益子の土祭(ひじさい)のために建造された「たてものの未来『食卓の家』」を同神社に移築。同スペースを「こもれびの庭」と名付け、前回好評だった「森の図書館」同様に同スペースで本を読めるほか、持ち帰れる「井のいち文庫」を開く。
同建造物は同実行委員の町田顕彦さんの弟である建築家・町田泰彦さんと木工作家・高山英樹の作品で、同祭り後に撤去することから移築を依頼したところ了承を得たという。「ただの移築ではなく、井のいちオリジナルの変化を加えてある」と町田さん。
同委員会では、「井のいち文庫」への「とっておきの1冊」の寄付を募集している。寄付は当日会場で受け付ける。「この祭りに興味をもって手伝ってみたいという方もご連絡ください」(町田さん)と呼び掛ける。
開催時間9時~16時。雨天決行。
同11日、プレイベントとして「こもれびの庭」でライブイベントも開催。同イベントでワークショップを行う津田貴司さんらが森を舞台にアンビエントなパフォーマンスほかジャズを演奏する。開演19時30分~。料金2,500円(ワンドリンク付き)。プレイベントの予約・問い合わせはメール(kazenogyouja@gmail.com)で受け付ける。