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江古田・日芸で中学生が作った情報番組公開-中学生向けに区と共催

試写会の様子

試写会の様子

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 日本大学芸術学部・江古田キャンパス(練馬区旭丘2)で8月5日、中学生たちが制作した情報番組の完成試写会が行われた。

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 2010年から同学部放送学科と練馬区が共催する同プロジェクト。中学生を対象にした職業体験型のワークショップで、情報番組制作を体験することで自ら有害な情報を見極め、さらには正しい情報を発信する能力の習得と情報番組制作の理解を深めることを目的としている。

 今回参加した中学生は19人。昨年に引き続き参加した学生も多く見られた。講師は同学科の鈴木康弘教授。

 番組タイトルは「いつ知るの?今でしょ in 練馬」。スタジオとVTR構成の30分情報番組を制作。番組内の各コーナーは練馬を題材とした19人の企画から4つ選ばれ、7月中に撮影・編集が行われた。本番は8月3日、生放送形式で収録。同学科の専門機材を使い、VTR収録のほか本番のディレクター、カメラマン、照明、音声、スイッチャ―など中学生が自ら担当し制作。同学科の学生も全面的にバックアップし、番組MCは学生らが務めた。

 参加した中学生からは「普段何気なく見ていたテレビが、裏側ではいろいろ人が働いてやっとできるものだと分かった」「編集作業では、自分たちが操作をすることで視聴者に伝わる情報が変わってしまうことを実感できた」などの感想が聞かれた。

 「30分はあっという間だが、そのためには裏側でたくさんの人がさまざまな仕事をしているということが分かったのでは」と鈴木教授。「今回の体験を通して、日常生活の中でテレビやネットを見てもスッと信用するのではなく、自分で考える力を大切にしてほしい」とも。

 今後、番組の一般上映はなく、制作した番組はDVDなどで参加した中学生に配られるという。

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