練馬駅南口周辺の商店会が現在、商店会や地元をPRする冊子を配布している。
おとり様商店会、練馬駅前本通り商店会、練馬駅前中央通り商店会、練馬アーケード商店会、練馬一の日商店会、練馬駅前商店会からなる練馬駅南口6商店会連合会が企画した同冊子。部数は1万部。練馬のフリーペーパー「ネリクリ」を発行するドーニカ(練馬1)が製作協力した。
通常の加盟店を紹介する冊子とは趣向を変え、街の歴史紹介がメーン。練馬駅周辺に千川上水が流れていたころから、道路で暗渠(あんきょ)化された現代へと移り変わる様子や同駅舎の変わりゆく様子、老舗喫茶店「アンデス」の名物ナポリタンの紹介など、昭和時代の同駅周辺のさまざまな様子を知ることができる。
ほかにも同連合会が取り組む同駅前のケヤキをイルミネーションで飾るイベント「NERIMA LOVE TREE」、子どもたちが職業体験を楽しむことができるイベント「練馬こども笑店街」や南口エリアの電線の地下化、防犯活動、美化清掃活動なども紹介している。
「このような冊子を企画したのは初めて」という練馬アーケード商店会の山村晴彦会長は「読み物として面白いと評判は非常にいい」と話す。「6商店会でイベントなどを行うことはあったが、ほかに何か残せるものはないかと思っていた時期に、この冊子の制作を提案してもらった。今とは違う昔の風景写真が多く掲載されているのでシニア層は懐かしむ人が多く、若者にはびっくりされる」とも。
「今回は南口の6商店会での冊子だったが、第2弾、3弾として北口の商店会も加わったものも発行したい」と意気込む。
ココネリ(練馬1)のほか、練馬駅、同商連会加入店などで無料配布している。