西武池袋線・大泉学園駅北口に直結するペデストリアンデッキで4月4日、「鉄腕アトム」のアトム、「あしたのジョー」の矢吹丈、「銀河鉄道999」のメーテル、星野鉄郎、「うる星やつら」のラムといった練馬区ゆかりのキャラクターのブロンズ像がお披露目された。
記念式典に参加した松本零士さん、高橋留美子さん、手塚眞さん、千葉洋嗣さん
式典には漫画家の松本零士さん(銀河鉄道999原作者)、高橋留美子さん(うる星やつら原作者)らも参加。松本さんは「大泉に住んで50年以上たつが、このキャラクターは全て大泉で生まれたキャラクター。私があっちの方(天国)に行ってもこのブロンズ像は立っている。これは私の夢だった」と感慨深く話した。
高橋留美子さんは「憧れの漫画家が住む街いうことで練馬に住むことになったが、実は練馬に住む前から、うる星やつらの中ではさりげなく舞台は練馬という感じで描いていた。アトムとメーテル、ジョーも子どものころから読んで育った大好きなキャラクター。その末席にラムを加えていただいてうれしい」と話した。
手塚プロダクションの手塚眞さんは「手塚治虫のキャラクター・アトムを加えていただいて大変光栄に思う。アトムの誕生日は4月7日で、誕生日直前にこのような式典に参加できたことアトムも喜んでいると思う」、ちばてつやプロダクションの千葉洋嗣さんは「あしたのジョーは父・ちばてつやと原作・高森朝雄さん、担当編集者と3人4脚で作った作品。高森先生の生原稿にはあの風貌とは印象の違う丸いかわいい字が書かれていた。ブロンズ像の足元には高森先生のサインもあり、そういう所も見ていただければ」とそれぞれ話した。
練馬区では、ジャパンアニメーション発祥の地・大泉地区の玄関口として同エリアを「大泉アニメゲート」と名付け、5体のブロンズ像のほか、同区ゆかりの29作品によるアニメ年表なども展示。アニメの街として広くPRし、区内外だけでなく海外からの来街者を期待している。