練馬駅北口周辺で10月17日・18日、「練馬アニメカーニバル2015」が開かれた。
練馬区の重要産業であるアニメーションを素材に、より楽しく身近に感じてもらうことを目的に開催される同イベント。9回目となる今年は「『レジェンド』と『最前線』を楽しもう」をテーマに行われた。会場は練馬駅北口の練馬文化センター、ココネリホール、平成つつじ公園(以上、練馬区練馬1)。
会場では、さまざまなライブやトークショー、ワークショップなどを用意。河野マリナさんと小林竜之さんによるアニソンステージでは、それぞれがソロで歌ったほか、初めてコラボによる歌も披露した。西尾維新さん原作の「化物語」をはじめとする物語シリーズのエンディングテーマを多く歌う河野さんは今回、「恋物語」のオープニングテーマ「木枯らしセンティメント」を小林さんと振り付きで披露し会場を盛り上げた。
プロアニメーター指導による「アニメの学校@ねりま」では、2枚の絵で動くパラパラアニメや下絵を元に線をなぞるクリーンアップ作業を体験。真剣な表情で作業を行っていた子どもたちも、「髪の毛の感じがとてもよい。すごく上手」と指導役のアニメーター・河井淳さんに褒められ笑顔を見せていた。
練馬を舞台としたアニメ作品「四月は君の嘘(うそ)」のステージには多くのファンが駆け付け、放送40周年を記念した「ガンバの冒険」ステージでは声優・野沢雅子さんのトークも。公開まであと1年となる映画「この世界の片隅に」のステージでは、片淵須直監督と原作者のこうの史代さんのトークや関連作品の上映を行い、公開を心待ちにする多くのファンが作品への期待を高めていた。