江古田駅南口広場で10月31日・11月1日、「駅前広場をごった返そうプロジェクト」が開かれた。
同イベントは西武鉄道練馬駅管区主催で、江古田を活性化したいと願う有志らが取り組む地域活性化プロジェクト「とにかく江古田!プロジェクト」の一環。
同広場に特設ステージを設置。地元の老舗ライブハウス「江古田マーキー」(豊玉上1)の協力で、同施設でライブを行うアーティストや練馬で活動するシンガー・ソングライター谷修さんの音楽ライブのほか、さまざまな企画が用意された。
近隣の大学生も参加。期間中、文化祭「芸術祭」を開いていた日本大学芸術学部からは、同イベントキャラクター「ゲーサイヌ」によるダンスパフォーマンスや同駅イメージモデルを務める原田ひかりさん(演劇学科4年)によるトークイベントが行われた。キャンパス工事により江古田で文化祭を開けなかった武蔵野音楽大学からは学生が演奏を披露した。
西武鉄道はミニイベントとして子ども制服着用体験のほか、切符切り体験のブースを用意。切符は同イベント限定に用意された記念硬化切符で、専門の業者に依頼して作ったという。日付と改札鋏(きょう)で切れ込みを入れる作業を体験。改札鋏は当時、同駅で使われていたものが用意された。
1日は関連イベントとして、地元老舗ベーカリー「マザーグース」(栄町)のメンチバーガーを探す参加型謎解きイベントも実施。精肉店「ベストミートハヤシ」(同)のメンチカツ「江古田メンチ」を使ったバーガーで、参加者は捜査員となって街中のヒントを元に、メンチバーガーを盗んだ「怪盗ンパン」を探し当てた。
「2回目となる同イベント。たくさんのお客さまにご来場頂き、言葉どおり駅前広場がごった返すほどのにぎわいが生まれた。 鉄道と街と出演者が一体となったイベントで『とても素晴らしかった』との声もあり、スタッフ一同、今後の活動へ向け大きな活力となった」と山本俊之駅管区長。「来年、再来年と継続し、駅前だけでなく街全体ににぎわいを生み出すイベントに育てたい。これからも応援をいただければ」とも。