としまえん(練馬区向山3)で1月11日、練馬区の成人式「成人の日のつどい」が開かれた。
同区で新成人を迎えたのは約7000人。会場では、色とりどりの晴れ着やスーツ姿の新成人が久しぶりに顔を合わせた友人と記念写真を撮影したり、談笑したりするなど華やいだ。
式典では前川燿男区長が「青春の特権は挑戦すること、迷うこと。皆さんが真剣に悩んで苦しんでそれを繰り返す中で自分の生きる道が見えてくる。どうか青春の権利を行使してほしい」と新成人へ激励の言葉を贈った。
これを受け、新成人代表の石原メリーさんは「中学生の時、同イベントを地域活動スタッフとして会場の手伝いをした時に思い描いた大人の私に成長できているか自信はないが、今日から新しい一歩を踏み出す。未熟な面も多々あるかと思うが、日々支えてくれた家族に感謝したい」、山川誠人さんは「2歳の時から練馬区で育った。たくさんある思い出の中でも城北中央公園で自転車を初めて乗れるようになったときの感動は昨日のことのように思い出す。今後は中学から続ける合唱団で学んだ『他者との調和』を大切に精進し大学で学ぶ工学を通して社会に貢献したい」とそれぞれ抱負を述べた。
その後、新成人のスタッフの堀内拓明さん、清水こころさんらが企画・運営したアトラクションが行われたほか、5年後の自分に手紙を書く「タイムポスト」や「恩師からのメッセージ」など、さまざまなコーナーでにぎわいを見せた。
式典後は、振り袖姿の女性も含め多くの新成人が園内のジェットコースターなどのアトラクションを楽しんだ。