石神井松の風文化公園(練馬区石神井台1)で6月4日、区のテレビCMの撮影が行われ、約1200人の区民が集まった。
2年目を迎える区の広報キャンペーン「よりどりみどり練馬」プロジェクト。昨年に引き続き、区民参加のCMを制作した。
今年のキャンペーンは「Grow Big! Nerima!-あなたの願いで練馬は育つ。-」をスローガンに、区民らから「未来の練馬区がこうなったらいいな」という願いを募集。5000点以上の願いが集まった。願いは葉を模した紙に書かれ、会場で願いを考えていた男児は「滑り台がたくさんある街がいい」と一生懸命に願いを書いていた。
撮影では、7メートルの木の幹のオブジェが用意され、「遊園地みたい」と子どもたちも興味津々。ドローン3台、クレーン車2台を導入した撮影が始まると、区民が同オブジェの周りに輪を作りカウントダウン。「ゼロ」の合図で、オブジェの中心から区民の願いと100万枚以上の葉(紙製)が一斉に舞い上がり、一瞬しか見ることのできない1本の「願いの木」を作り上げた。区民が見上げる上空からは願いの葉が降り注ぎ、参加者の笑顔がカメラに収められた。
昨年に続いて参加したという親子は「葉っぱがゆらゆらと降り注いでくる感じがとってもすてきで、早く完成したCMを見たい。練馬区民としての一体感が持てた」と話した。
今回撮影したCMやメーキング映像は、7月20日からテレビやユーチューブで順次放送される。