練馬を中心に活動する芸人「ねりまだいこん。」が6月19日、盗難被害に遭った。
被害にあったのはボケ担当で同区出身の影山直柔さん。午前中、区内の公園で仕事中に衣装の大根の着ぐるみを盗まれたという。同着ぐるみをかぶり活動するのが影山さんのスタイルで、「休憩しようと大根を脱ぎバッグに入れていたが、飲み物を買いに行って戻ったら盗まれていた」と当時の状況を話す影山さん。相方・村野俊一さんのTシャツは残ったままだった。
この日交番に、「大根が盗まれた」と被害届を提出しにいったところ、「農家の人ですか?」と聞かれたという。「夜に江古田でライブがあり、私服のまま登場したら、『ダイコンが見たかったのに』とお客さんに残念がられた」と盗難後の状況を説明する。
犯人像について、「犯人は脱いでいなくなるのをずっと狙っていたかもしれない。僕の熱狂的なファンか、もしくは毎年ハロウィーンに命をかけたハロウィーンマニアで、大根の仮装したかったのか」と推測する影山さん。
「大根を着てないと『誰?』と言われるので本当に困っている。せっかく3年半着てきてやっと認知されてきたのに大事な商売道具を返してほしい」と訴える。現在は、スペアの大根をかぶって活動しているが、横の開きを締めることができず不便という。
盗んだ人に対しては、「大根をどこでどう使うんだよ!(笑)、怒らないから返してくれ! 7月24日、練馬文化センターに来て、ライブが面白かったら返してくれ! つまらなかったらそのまま大根あげるから! とりあえずライブに来い!」(原文ママ)と呼び掛けている。