練馬文化センター(練馬区練馬1)大ホールで7月25日、チャリティーお笑いライブ「ねりまだいこん。チャリティーライブ」が開かれた。
練馬を中心に活動する芸人「ねりまだいこん。」が企画するイベント「ねりまだいこん。チャリティーライブ」の2回目。勢いで大ホール(1486席)を借りたところ、イベント2週間前でも予想以上にチケットが余るという事態が発生していたが、当日券も売れ約800人が来場した。
今回の出演者は事前発表から変更があり、小島よしおさん、イシバシハザマ、全力じじい、オジンオズボーン、ハブサービス、ですよ。さん、瞬間メタル、オテンキ、ユリオカ超特Qさん、やまともまさみさん、BAN BAN BAN、よゐこ・濱口優さん率いるビジュアル系エアバンド禿夢、フォークデュオのサスケ、私立大泉学園、ケイ・グラントさん。
DJのケイ・グラントさんをはじめ、ハブサービス、BAN BAN BAN 山本正剛さん、私立大泉学園といった練馬区出身や在住、区内を活動拠点とする出演者が多かったほか、江古田にキャンパスを構える武蔵大学のボランティアサークルや、日本大学落研の学生がスタッフとして参加した。
公演では各芸人がコントなどを披露し、エアバンド禿夢が来場者を総立ちにさせ会場全体を盛り上げたほか、新婚の小島さんのステージでは、会場に来ていた子どもたちが小島さんと一緒にギャグを楽しんでいた。小島さんがステージ袖にはけようとするも、「まだやりたい」という子どもたちに慌てる場面も。私立大泉学園のステージでは、同グループと「ねりまだいこん。」がCDリリース、映画出演、練馬こぶしハーフマラソン出場を発表した。
イベントを終えて「ねりまだいこん。」村野俊一さんは、「来てくれた人に感謝。この1カ月チケットを手売りして、買っていただいて見に来てくれて、『楽しかったありがとう』といってもらえたのでよかった」と話す。
「いろいろ人が参加するイベントで、台本も前日に完成というスケジュールの中、本番は少し時間を押したが滞りなく実行できた。2回目としてはお客さんにはファミリー層も多く、地元色ある出演者もいて、成功だと思う」と、舞台監督を務めた放送作家の田園調布すぎおさん。
「お笑いを通じて、練馬のことを多くの人に知ってもらうことが自分たちの役目だと思っている。来年はチケット即完売を目指したい」と同コンビ・影山直柔さん。今回協賛で支給されたTシャツの売り上げも寄付することにしていたが、「自分は最後まで楽しんでほしいと、会場に来てくれた人に写真やサインの対応していた。村野は必死にTシャツを売っていた。真面目なので全部売って、寄付金を集めないと思ったのか」とも。
来年は7月4日、大ホールから小ホールに会場を変更して開催する。「練馬では、なかなかお笑いライブを見ることができないので、年に1回のライブを楽しんでほしい」と影山さん。今回の売り上げの一部は、「練馬みどりの葉っぴい基金」に寄付する。