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練馬・関町に、都内初「パデルコート」 スペイン発、テニスに似た新スポーツ

パデルのプレーの様子

パデルのプレーの様子

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 善福寺公園テニスクラブ(練馬区関町南1)で12月1日、同3日にオープンするパデルコート施設「パデル東京」のプレス発表会が開かれた。運営はパデルアジア(千代田区)。

出資者の名前が入ったプレート除幕式の様子 玉井勝善さんとタレント・こにわさん

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 パデルとは、1970年代にスペインで生まれたテニスとスカッシュをミックスしたようなスポーツ。基本的なルールはテニスと同じで、試合はダブルスのみ。コートはテニスコートの約半分(20×10メートル)で、周囲は強化ガラスと金網で囲まれている。プレー中はそれらを使い、打ち込んだボールが地面にワンバウンドした後にガラスに当たれば、さらに打ち返せるというルールが特徴。ラケットはテニスラケットと比べサイズが小さく、ガットがなく板状となっている。ボールは、テニスボールと比べ空気圧が低く、反発力が小さくなっている。

 スペインでは競技人口が300万人以上いるメジャースポーツだが、日本での知名度は低く、都内でパデルを楽しめるのは2コートを完備する同施設が初めてとなる(国内では7カ所目)。コート設置費はクラウドファンディングで募り、352人から目標700万円を超える786万円を達成した。

 パデルアジア代表の玉井勝善さんは「パデルは誰でも間単にできることが魅力。ラケットのどこに当たってもボールが飛んでいくので球技が苦手な人も楽しめる。パデルパーティーといってアサード(BBQのようなもの)をしながら、お肉やお酒を楽しむことができるのも魅力なので、パデルを中心としたコミュニティーを実現したい」と意気込む。

 同テニスクラブのオーナー・野田兼惟(かねよし)さんは「43年目となる当クラブでは、オープン当初から家族ぐるみでスポーツを楽しみたいという目標があった。検討した結果、パデルはこの趣旨にも合うスポーツであると判断し、推進することに決めた。東京初の施設ということで、多くの人に楽しんでもらいたい」と話す。同支配人・野田照彦さんは「テニスの平均年齢は年々上がっている状況。われわれのミッションはこの施設を残していくことで、パデルをきっかけに、クラブという敷居の高いイメージを払拭(ふっしょく)し、新規の人や若い人たちに楽しんでもらえることを期待している」と話す。

 そのほか会場では、松岡修造さんのモノマネで知られるタレント・こにわさんのエバンジェリスト就任式や、出資者の名前が入ったプレート除幕式、アサード試食、パデル体験などが行われた。

 3日はオープンを記念してお披露目・体験イベントを開く。開催時間は17時~21時30分。参加無料。

 通常営業は4日から。営業時間は9時~22時。レンタルコートは1時間=5,000円(土曜・日曜・祝日=6,500円、来年2月末まで割引あり)。ラケット・シューズはレンタルできる。12月中は体験レッスンを用意し、来年1月からスクールも開校。当面の間、アサードはイベントのみの実施。予約はホームページで受け付ける。

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