練馬区職員研修所(練馬区豊玉北5)で12月11日、小学4年生~中学生を対象とした講演会「恐竜とわたしたち」が開かれた。主催は練馬区地球温暖化対策地域協議会(通称=ねり☆エコ)。
毎年12月が地球温暖化防止月間であることをPRし、地球温暖化について考えるきっかけにしてもらおうと開かれた同イベント。
講演では、「恐竜博士」として知られる国立科学博物館の真鍋真さんが、子どもたちからの事前質問に答える形で、地球温暖化による現在の気候変動と、恐竜が暮らしていた時代の地球環境の変化の大きさや速さなどを対比しながら、人間や動植物が生き残っていくために大切なことを解説した。
会場では、同館が所有する恐竜の爪や歯、アンモナイトや三葉虫の化石のほか、マンモスの毛、歯などを展示した。子どもたちはパネル解説を興味深そうに読み、手で触れて「固い」などと感想を話していた。
参加した中学1年の男子は「恐竜は隕石(いんせき)で、今は人間の活動で気候が変わっている。このままだとほかの生き物が絶滅してしまいそう。家でも節電を頑張りたい」と話していた。