関町のパデルコート施設「パデル東京」(練馬区関町南1、善福寺公園テニスクラブ内)で6月18日、「キャプテン翼」の原作者・高橋陽一さんによるパデル大会「高橋陽一カップ」が初開催された。
40歳以上を対象にした大会で、当日は高橋さん含め12ペア24人が参加した。パデル東京の企画に高橋さんが快諾し実現したもので、高橋さんは「パデルが日本でも広まるきっかけになれば」と話す。
パデルとは、スペインで生まれたテニスとスカッシュをミックスしたようなスポーツ。基本的なルールはテニスと同じで、試合はダブルスのみ。コートはテニスコートの約半分の20メール×10メートルで、周囲は強化ガラスと金網で囲まれている。
スペインでは競技人口が300万人以上いるメジャースポーツで、実際に高橋さんもスペインでパデルと出合い、今は毎週楽しんでいるという。「壁を使えることでテニスよりもラリーが続くので楽しめる。パデルを題材とした漫画も考えており、実現したら日本初のパデル漫画になる」とも。
試合は、リーグ戦を行い上位チームによるトーナメントで行われた。途中、雨が降るも参加者は白熱したプレーで楽しんでいた。優勝者は同施設スタッフの庄山大輔さん・玉井彩さんペア。優勝賞品の高橋さん直筆サイン入りラケットバッグ(ラケット付き)で、ラケットは同施設スタッフが優勝したためじゃんけんにより参加者へ進呈された。
閉会式では、高橋さんが「初めての大会だったが十分すぎるほど楽しめた。ぜひ第2回を開いていただきたい」と締めくくった。