練馬駅北口周辺で10月14日・15日、「練馬アニメカーニバル2017」が開催される。
練馬区の重要産業であるアニメーションを素材に、より楽しく身近に感じてもらうことを目的に開催する同イベント。会場は練馬駅北口の練馬文化センター、ココネリ、平成つつじ公園(以上、練馬区練馬1)。
同区は日本初のカラー長編アニメ「白蛇伝」や連続テレビアニメ「鉄腕アトム」が制作されたジャパンアニメーション発祥の地で現在、多くのアニメ関連企業が集積している。
今年のテーマは「アニメ作品がもう一歩面白くなる2日間」。アニメーション作品の中に生きる技術や、制作に参加するクリエイターの思いなどを伝え、作品がより面白くなるイベントを目指す。
プログラムは、今年「手塚治虫文化賞」(朝日新聞社)の新生賞を受けた雲田はるこさんの「昭和元禄落語心中」をテーマに、作品の魅力に迫る。当日は、雲田さん、アニメで有楽亭八雲役を演じた石田彰さん、落語家の立川志らくさん、立川志ら乃さんの4人によるトークのほか、アニメ上映、落語を展開する。
国内外で高く評価されたアニメ映画「この世界の片隅に」のトークイベントでは、片渕須直監督のほか、真木太郎プロデューサー、径子の声役を務めた尾身美詞さんが参加する。片渕さんは、練馬区内にある日本大学芸術学部出身で、現在も同校で講師を務めている。
そのほか、「タツノコプロ55周年祭」ステージ、声優・神谷明さんと大地丙太郎監督によるトークイベント、アニメーション業界のビジネス専門誌「アニメビジエンス」によるシンポジウム、シンガー・ソングライター吉岡亜衣加さんによるライブなどを展開する。
開催時間は11時~18時30分。入場無料(一部事前申し込み)。