練馬区南大泉の畑で12月3日、「練馬大根引っこ抜き競技大会」が開かれ、練馬大根を抜いた記録がギネス世界記録に認定された。
時間内に抜いた大根(上限10本)の長さを競う「グループ参加の部」と、制限時間内に引き抜く本数を競う「選手権の部」の2部門で行う同大会。
練馬大根は、青首大根と比べて長く中太りの形状をしており、今回もなかなか抜けない練馬大根を相手に悪戦苦闘し、収穫を楽しむ参加者の姿で会場がにぎわいを見せた。
グループ参加の部では、千葉真左子さん親子のグループが96.5センチの練馬大根を引き抜いて優勝。選手権の部では、21本を抜いた千葉拓史さん(男性の部)、18本を抜いた柴村ちどりさん(女性の部)が、それぞれ優勝を飾った。
練馬大根を育てた農園主の井口哲哉さんは「2回の台風と長雨があり生育不良で心配していたが、11月の暖かさで何とかここまで育ち、一安心した」と話した。
今年は初めてギネス世界記録にも挑戦。3分間で492人が同時に練馬大根を抜いた記録が同記録に認定された。参加した山本竜哉さんは「6歳の娘と一緒に世界一という目標に向けて一緒に頑張ることができて楽しかった」と感想を話した。