練馬区が4月3日、同区の登録人口が73万377人となり、初めて73万人を超えたと発表した。
登録人口は、住民基本台帳に登録された人口(外国人を含む)。73万人は東京都内では世田谷区に次いで2番目。
練馬区は1947(昭和22)年に板橋区から独立し、特別区23番目の区として誕生。当時の人口は約11万人だった。人口増加は昭和30年代前半~40年代半ばにかけての高度経済成長期に著しく、毎年2~3万人の増加で推移。1978(昭和53)年~1981(同56)年、わずかに人口が減少した時期もあったが、1986(同61)年、光が丘地区などの開発に伴い約1万1000人増加。都内でも際立って大きい伸びを示した。その後も人口は増え続け、2008年4月に70万人、2013年4月に71万人、2016年3月に72万人に到達した。
都心への交通アクセスがよく、東京の魅力を享受しながら農地や樹林・公園など多彩な緑に包まれた暮らしができることが特徴。緑被率は24%と23区で最も高く、住環境の良さから民間調査で子育てしやすい街ナンバー1になるなど、ファミリー層にも人気。
区では引き続き、緑をさらに増やし、道路や公共交通など都市インフラを整備して、子どもからお年寄りまで、区民が心豊かに暮らせる魅力的な街づくりを進める方針という。