都立石神井公園周辺で4月22日、「照姫まつり」が開かれた。
夏日となったこの日、会場は多くの人出でにぎわった。正午ごろ、照姫・豊島泰経・奥方の三役、武者などが野外ステージに登場。豊島氏の繁栄から滅亡の様子を描いた「照姫伝説」を披露した。
最大の見どころである「照姫行列」では、2時間かけて公園周辺の住宅街や商店街約2キロを練り歩いた。行列は、豪華絢爛な衣装を身にまとった照姫、泰経、奥方の三役を中心に、よろい姿の武士に扮(ふん)した総勢約100人が参加。行列を一目見ようと沿道で待ち構えていた観客が大きな歓声や拍手を送り、三役は手を振りながら笑顔で応えていた。
照姫行列のお披露目会場である石神井公園駅前広場では、石神井太鼓保存会せんば太鼓が迎え、太鼓と送り太鼓を披露。迫力ある太鼓の演奏が鳴り響き祭りを盛り上げた。
チャンバラ合戦会場(石神井公園B地区野球場)では、200人が侍となって城攻め合戦を行った。今回は小学生3年生以下の体験会を初めて開催し、参加した子どもたちはチャンバラを思う存分楽しみ、照姫行列に負けない盛り上がりを見せた。