石神井公園ふるさと文化館(練馬区石神井町5)で6月23日、企画展「石神井川流域の縄文文化」が始まる。
同館担当者によると、東京都・埼玉県にまたがる武蔵野台地は、関東ローム層に覆われた洪積台地で、そこを流れる河川流域には多くの遺跡が分布。練馬区内を流れる石神井川、白子川、中新井川(江古田川)流域も例外ではなく、河川沿いからは扇山(おうぎやま)遺跡など縄文時代の遺跡が数多く発見されているという。
同展では、石神井川流域の遺跡から出土した縄文土器や石器を中心に、流域の縄文文化について紹介する。最近の発掘調査で出土した土器も初展示する。
関連イベントとして、パレオ・ラボ(埼玉県)の佐々木由香さんの講座「ここまでわかった縄文時代」、東京大学 大気海洋研究所の川幡穂高さんの講演会「縄文時代の環境と縄文人のくらし」を実施する(いずれも要事前申し込み)。そのほか、小学5年生以上を対象とした「縄文時代の石器づくり」ワークショップも行う。
開催時間は9時~18時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入場無料。8月12日まで。