関東首都圏の大学祭No.1を決めるコンテスト「学園祭グランプリ2018」のMVPに、日本大学芸術学部江古田キャンパス江古田・日芸大が学園祭グランプリMVP受賞 地域と連携した街づくり企画に評価が選ばれた。
10回目を迎える同コンテストは、ぐるなび(千代田区)が東京地下鉄(東京都台東区)と共同運営する情報サイト「レッツエンジョイ東京」が主催した。今回は過去最多の120キャンパスが参加。学生やOB・OGだけではなく、地域住民や一般の方が楽しめる学園祭であることを基準に、現役の学園祭実行委員が審査員となり、書類審査やプレゼン審査を経て決定した。
今年の「日芸祭」は、日芸学生を「夜になると本性を現すバケモノ」に例え、「昼をも夜にする」との意味を込めた「夜芸祭」をテーマに設定。来場者に見守られながらバスの車体に絵を描き上げるライブペイントでは「内に秘めた芸術性の解放」をコンセプトに実施した。学園祭以外でも江古田に訪れてもらおうと「江古田謎解き街歩き」を地域と連携して開催した。校内では芸術大学らしく言語に依存しない案内表示をデザインし子どもから大人まで伝わりやすい案内を用意。学園祭を開催日だけで完結せず、その後も地域や街づくり貢献につながる取り組みを意識した点に多くの審査員から高い評価が集まり、初のMVP受賞につながった。
日芸祭実行委員会委員長の臼井楽さんは「これまで入賞することができず悔しい思いをしてきたが、MVPを受賞できて大変うれしい。『世界に発信する芸術』をキーワードに、言葉を超えて色や形を使って誰もが楽しめる学園祭を目指しこの1年間活動をしてきた。今回の受賞を通じて、日本の学園祭文化を世界に発信していけるよう来年度以降も頑張りたい」と意気込む。