「練馬子ども議会」が8月6日、生涯学習センター(練馬区豊玉北6)で開かれた。
区内中学生が日頃疑問に思っていることや希望、意見などを発表する場を提供し、区政に反映させる機会とすることを目的に実施。参加者が区政や区議会の仕組みを学習し、選挙の仕組みについて理解を深め、区政について関心向上することも狙う。
区内にある中学校の生徒の代表35人が議員となり、4つのグループに分かれて、「健康づくり」「青少年の活動」「省エネルギー対策」「学校給食」についての政策を提言した。生徒たちは7月6日から4回の事前学習と地域調査を行い、政策提言案をまとめてきた。
この日、子ども議員の中から選出された議長の南出佑大(ゆうた)さん(練馬区立豊玉第二中学校2年)が開会を宣言。それぞれのグループが、担当した政策提言を順番に発表し、質疑応答を行った。
河口浩練馬区教育長は、子ども議員の政策提言に対して「SNSの活用だけでなく、手作りポスターでの啓発など、自分たちの力で取り組むことができる内容をしっかりと考えている」と講評し、「何事にも問題意識を持ち、みんなで考えて行くプロセスが大切」とアドバイスした。