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練馬で「ユニバーサルデザイン」テーマのイベント 地元芸人が手話コント挑戦も

イベントの様子

イベントの様子

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 参加型イベント「みんなのUDパーク」が12月14日、ココネリ(練馬区練馬1)3階の区立区民・産業プラザで開かれた。

競技用義足を体験する参加者

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 「ねりまユニバーサルフェス」の一環として行う同イベントは今回で3回目。会場では「楽しみながらユニバーサルデザインを知る」をテーマに「体験ゾーン」「参加ゾーン」「学び・知るゾーン」を展開。アイメイト(盲導犬)体験、競技用義足体験、ユニバーサルスポーツ体験、ダンス、展示などが行われた。

 この日司会を務めた地元のお笑い芸人「ねりまだいこん。」も手話によるコントも披露した。ボケ担当の影山直柔さんは「いつも応援してくださっている聴覚障がいのある方がいて、『いつか耳が聞こえない人でも楽しめるお笑いライブをやってほしい』と言われたことがあり、この機会に手話コントに挑戦したいと考えた」と振り返る。

 手話をしながらのコントは普段よりもゆっくりになることから「いつもの間と違い苦労した」と話す。「手話の先生が役者経験者で、手話の指導以上に演技の駄目出しも多かった」とも。

 コントを披露したことで、「障がい者の方と一緒にイベントをする機会が初めてで、当日までは失礼のないようにとか、失礼なこと言わないようにとか気を付けていたが、障がい者の方はみんな明るく、自虐で笑いも誘い、『普通に接していけばいいのだ』と変な壁を作っていたのがなくなった」と話す。「イベント後には、聴覚障がい者の方に手話が上手だったと褒められたことがうれしかった。コントは褒められなかったが」と複雑な思いも。

 今後も手話を勉強し続けるという影山さん。「いつか手話だけのお笑いライブを開催し、お笑いという武器で障がい者の方と健常者との壁を壊していきたい」と意気込む。

 ねりまユニバーサルフェスは、障がいのある人や高齢者、子ども、外国人などさまざまな人が共に暮らせる地域社会を実現し理解を深めてもらうためのイベント。スポーツや音楽、アートなどさまざまなテーマでイベントを実施している。

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