商売繁盛を祈願する「酉(とり)の市」が11月2日、練馬大鳥神社(練馬区豊玉北5)と石神井大鷲神社(石神井町3)で始まった。
今年は新型コロナウイルスの対応として、神社では手水の中止、お参りする時に鳴らす鈴ひもが取り除かれているほか、神楽も中止している。熊手店でも「大きな声を出せない」として、控えめの掛け声で手打ちをしていた。
例年、練馬大鳥神社周辺では多くの露店が出店することでも知られ、屋台を楽しみに多くの人が訪れていたが、今回は奉納ちょうちんと露店出店も中止しており、静かな酉の市となっている。神社周辺を歩いてみると、「やっぱり屋台ないね」「こんなに人がいないのは初めて」といった声も聞かれた。
今年の酉の市は、今月14日、26日の「三の酉」まで開かれる。