今月放送のジェイコム東京の番組「ジモトに乾杯!居酒屋秀ちゃん」が、練馬区にスポットを当てる。
街を愛する地元の人々が集う居酒屋を舞台とする同番組。大将に扮(ふん)するMCの中山秀征さんとアシスタントの西村まどかさんが、ゲストの人生観や地元愛を聞き出す地域密着トークドキュメンタリー。
今回は同区のほか立川市にもスポットを当て、両地域から2人ずつ合わせて4人のゲストを招く。練馬区からは「ねりま観光センター」センター長の吉田法仁さんと吉田さんの友人でノウ社長の深津康幸さんが出演する。
吉田さんは、大手広告代理店で旅行情報誌やウェブプロモーション、行政の観光施策支援に長年携わり、平成29(2017)年に同センター長に就任した。深津さんは、「魔法」をテーマとするイベント「ねりまシティ・ウィザード・プロジェクト」にブレーンとして参加している。
練馬は、今年の春スタートのNHK朝ドラ「らんまん」の舞台になるほか、夏にはとしまえん跡地にハリーポッター関連施設がオープンする。番組では「今年は練馬の当たり年」という2人が練馬の良さをと今後の展望について話す。立川市からのゲストを交えたクロストークでは、お互いの地域に対する印象や地元の未来について語り合うという。
番組収録を終えた中山さんは「練馬からとしまえんがなくなり、一つの時代の流れが変わって一抹の寂しさを感じた。そこで終わらず今度はハリーポッターが始まるのは新たな魅力。朝ドラの舞台にもなるし、練馬が「アツイ」年になるのでは」と期待を寄せる。
吉田さんは「練馬の魅力を、地域を支えるTV局の番組で伝えられたことは光栄だった。観光地としての魅力ではなく、かといって住んでいて楽しいという魅力だけではない。農業やアニメ、そしてハリポタの施設へ『好きな人がのんびり集える』といった良い意味でのユルさや隙がある点が、練馬の魅力の一つ」と力を込める。
放送は、前編=3月18日~24日、後半=同25日~31日。