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ちひろ美術館でチェコ絵本展-ちひろ展と同時開催、トークイベントも

クヴィエタ・パツォウスカー 「Flying」より 1995年

クヴィエタ・パツォウスカー 「Flying」より 1995年

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 ちひろ美術館・東京(練馬区下石神井4、TEL 03-3995-0612)で現在、「-Paper Talks 紙のおしゃべり-クヴィエタ・パツォウスカー展」と「ちひろ没後40年-世界中のこどもみんなに平和としあわせを-ちひろの願い」が同時開催されている。

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 クヴィエタ・パツォウスカーさんは85歳となった今もなお意欲的に創作を続けるチェコの女性アーティスト。鮮やかな色彩感覚と自由な造形感覚で、ページを切り抜いたり、異なる紙を貼ったりつなげたりと、絵本の概念を超えた作品作りに取り組んでいる。

 同展では、「すずの兵隊』」(1985年)から「日々の色」(2010年)まで9冊の絵本の原画などを中心に展示し、その遊び心と斬新なアイデアにあふれた世界を紹介する。

 「ちひろの願い」では、「世界中のこどもみんなに平和と幸せを」と願い続けたちひろの願いをテーマに、「戦火のなかの子どもたち」など反戦の願いを込めて描いた絵本のほか、子どもたちの命の輝きを捉えた作品の数々を展示。

 それぞれ関連イベントとしてトークイベントを開く。いわさきちひろ関連として4月6日、同館の設立と運営に取り組んできた松本由理子さん(いわさきちひろ記念事業団評議員)が、ちひろの人生と思いを語る。同29日は、生前のちひろと縁の深い平山知子さん(同事業団理事)が今の時代に伝えたいちひろの生き方の原点と憲法の大切さを語る。パツォウスカーさん関連では4月20日、三浦太郎さん(絵本作家)と高嶺エヴァさん(チェコセンター代表)の2人がチェコの子どもの本の魅力を語る。いずれも入館料のほか参加費が必要。参加申し込みはホームページで受け付けている。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日の場合は翌平日休館、GW期間中無休)。入館料は、大人=800円、高校生以下無料など。いずれも5月18日まで。

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