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ちひろ美術館で絵本画家・長新太の原画展示-初公開の原画も

長新太「こんなことってあるかしら」(クレヨンハウス)より(1993年)

長新太「こんなことってあるかしら」(クレヨンハウス)より(1993年)

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 ちひろ美術館・東京(練馬区下石神井4、TEL 03-3995-0612)で8月7日より、企画展「ずっと長さんとともに」が開催される。

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 惜しくも2005年に世を去った絵本画家・長新太(ちょうしんた)さん。第二次世界大戦後の日本の児童文学と絵本の隆盛期に活躍し、さまざまな子どもの本にその足跡を残している。

 同展では、長さん自身が物語や言葉を手掛けた作品を取り上げ、40年以上にわたり子どもたちに届けてきた作品のなかからえりすぐりの原画約100点を展示するほか、今江祥智さん、庄野英二さんなど11人の作家の本も紹介する。

 今回、単行本化されていない貴重な作品も紹介。今江さんの物語に長さんが絵を描いた「おやすみぼくのむぎわらぼうし」は、1973(昭和48)年に幼年向けの雑誌に掲載された後、単行本に収録されることはなかった。現在では知る人が少ないこの物語を紹介し原画を初公開する。

 「子どもの本を舞台に繰り広げられた個性豊かな11人の作家とのコラボレーション、そして長新太独自のユーモアに満ちたナンセンスの世界をお楽しみいただければ」と同館広報担当者。

 関連イベントとして9月14日、谷川俊太郎さんと松本猛さんによる対談イベントを予定する。長さんが手掛けた子どもの本の魅力を交流のあった2人が語り合う内容になるという。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)。入館料は、大人=800円、高校生以下無料。

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