第18代練馬区長に就任した前川燿男(あきお)区長が4月22日、区役所に初登庁し、区長としての公務を始めた。
前川新区長は東京大学法学部卒業後、東京都庁に入庁。福祉局長、知事本局長などを務め2005年、東京ガス 執行役員に就任。2009年、政策研究大学院大学客員教授に就任。今回の区長選では自民・公明党の推薦を受け、無所属で出馬した。
志村豊志郎前区長の死去に伴う区長選選挙では、「志村区政の実績を継承しさらなる改革を進め練馬を東京一の街に発展させたい」と挑み7万7651票で初当選。区長選の投票率は31.68%で過去最低となった。
初登庁は9時30分に区役所正面玄関から登庁し、区民や区職員約250人が拍手で出迎えた。その後、初庁議に臨み、区幹部職員、区職員を前に就任あいさつを行った。「練馬区に住んで30年、名実ともにわがまち練馬である。改革練馬をスローガンに、都庁などの経験を総動員して練馬に恩返しの気持ちで、全力で取り組みたい」と抱負を語った。
職員への期待として、「自分が区長になったつもりで仕事してほしい。今求められている行政需要は何かを見極めてほしい。仕事は始めから終わりまで職員がプライドを持って全部やる。能力主義・成果主義を徹底したい。努力して頑張る職員が報われるようにしたい」と述べた。
任期は4年間で2018年4月19日まで。