練馬区役所の地下多目的会議室で9月6日、鈴木悌介さんによる講演会「なぜ、かまぼこ屋がエネルギーのことを考えたのか?」が開かれる。主催は練馬区民環境行動連絡会。
鈴木さんは、小田原市にある創業150年の老舗かまぼこ店「鈴廣蒲鉾本店」の副社長を務める。東日本大震災の際、停電などで自社の工場を休業せざるを得なくなった体験から、エネルギー問題がひとごとではないと実感し、全国の中小企業経営者に呼び掛けて、2012年「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」を立ち上げ代表理事に就任。
「エネルギーのことを考えるのは夢のある話、一つ一つは小さな取り組みでも、それを全国で同時多発的に広げれば、大きな力になる」と鈴木さん。当日は、地域で取り組める省エネ、創エネなどについて話す。
同会のプロジェクトメンバーである練馬グリーンエネルギー共同代表の原尚美さんは、「鈴木さんは反原発などの反対運動より、自然エネルギー拡大など私たち自らの実践で現実を徐々に変えていこうとしている。今回の講演会で電気やエネルギーはひとごとではないこと、私たち一般の市民や個人商店などであっても、自然エネルギーを利用して電気を作り出せることを多くの皆さんに実感していただきたい」と来場を呼び掛ける
開催時間は14時~16時。参加無料。事前申し込みが必要。