練馬区が今年4月から実施してきた練馬区農の学校の「初級コース」の実習が9月6日、最終日を迎え、初の「ねりま農サポーター」が誕生した。
練馬区農の学校とは、農家の高齢化や後継者不足などに対応するため農に関心を持つ区民の中から農業者を支える人材を育て、さらに人材が活躍する場を提供する拠点として今年3月に誕生した学校事業。講師は区内農業者が務める。
所定のコースを修了した受講生は「ねりま農サポーター」として認定され、農業者の支え手として活動する。本年度は「農とのふれあい・体験コース」「初級コース」「中級コース」の3コースを運営。「初級コース」は春夏期と秋冬期があり、春夏期は9月6日で計10回の実習を終了し、同サポーター14人が誕生した。
この日、「初級コース」を修了した春日康子さんは「農の学校で学んだ知識、技術を生かして練馬の農業を支えていきたい」と意気込みを話した。初級コースを担当した講師の荘光男さんは「今後はここで学んだことを生かし、消費者の立場となっておいしい野菜作りの手伝いをしてもらいたい」とエールを送る。
同サポーターは今後、農業者の支え手として活動するほか、区の農業イベントにも協力する予定。