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大泉・清水山憩いの森に「カタクリ」開花 3月末から見頃

今年の一番花(3月16日撮影)

今年の一番花(3月16日撮影)

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 23区有数の「カタクリ」自生地として知られる清水山憩いの森(練馬区大泉町1)で3月16日、「カタクリ」の一番花が開花した。

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 カタクリは、冬から早春にかけて陽光が降り注ぐ湿り気のある落葉樹林地に繁殖するユリ科の多年草。通常北向きの斜面林に多く見られ、武蔵野の面影を残す典型的な雑木林の同施設でも、北向きの斜面に自生している。晴天日など気温の高い時に開花し、夕方、曇りや雨の日、寒い日には花びらを閉じてしまう。練馬区みどり推進課によると、「きれいに咲く姿を見るには、天気のいい暖かい日に。4月3日ごろまで楽しめる」という。

 カタクリの開花時期に限り、同施設に生態や森に生息する植物などを説明する「カタクリガイド」も常駐する。希望者は説明を聞くことができ、ガイドの説明を楽しみに訪れる人も多い。ガイド申し込みは現地で受け付ける。受付時間は、4月15日までの毎日9時~17時。無料。

 昨年、一番花が咲いたのは3月17日。カタクリガイドは「2月は寒い日が多く心配したが、適度な降雨があり、比較的気温が高かったため昨年とほぼ同じ開花時期となったのではないか」と分析する。

 今年の見頃は3月26日~4月3日を見込む。

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