練馬区が4月19日、2年目を迎える「よりどりみどり練馬」プロジェクトの新キャンペーンを発表し、「未来の練馬区がこうなったらいいな」との願いや区のCM参加者の募集を始めた。
23区一の緑被率を誇る(2015年練馬区調べ)同区では、区のさまざまな魅力を区内外に発信する同プロジェクトを昨年3月から展開している。
昨年度は、区民などから「緑と共に写っている練馬区の写真」を募集。集まった約2300枚の写真から緑色を抽出し、その色データをもとに区オリジナルのみどり色「NERIMA GREEN」を開発した。10月には区民1000人以上が参加した同区初のCMを制作して地上波で放送するなど、さまざまなプロモーション活動を展開し、区内外から好評を得た。
新キャンペーンは、「Grow Big! Nerima! -あなたの願いで、練馬は育つ。-」をスローガンに、区民から「未来の練馬区がこうなったらいいな」という願いを手書きとウェブで募集する。区民全員で未来の練馬区を育てていくのが目的。
8月1日の「練馬区の独立記念日」に向けて、7月には区民1000人が参加するキャンペーンCMの放送を予定する。新CMでは、区民の願いをそれぞれ1枚の葉に見立て、集めた葉を約7メートルの木の幹の上に特効装置をつかって一斉に舞い上がらせ、その一瞬しか見ることのできない「願いの木」を作り上げる。
広報戦略担当の市橋歩さんは「舞い上げるのは葉だけでなく、大小さまざまな紙も噴射しさまざま動きを演出できるようトライアルしている。舞い上がった『願い』を見上げる区民の表情や様子を撮影したい」と意気込む。
CMは6月4日、石神井松の風文化公園(石神井台1)で撮影予定。参加申し込みは同キャンペーンサイトページと郵送で受け付ける。締め切りは5月31日まで。