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練馬・南田中図書館で写真展「マンゴーの下で」-アフリカの「家族」をテーマに

写真家・桜木奈央子さん

写真家・桜木奈央子さん

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 石神井公園駅近くの練馬区立南田中図書館(練馬区南田中5)で6月3日、写真家・桜木奈央子さんの写真展「マンゴーの下で-アフリカ・家族の風景-」が始まった。

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 アフリカの「家族」をテーマにした同展では、2001年~2011年の間に撮影した写真を展示する。撮影地はウガンダ、ケニア、タンザニア、エチオピア、セネガル。「アフリカの村の集落には必ずと言っていいほどマンゴーの木があり、いつも人が集まって楽しい時間を過ごす。今回の写真展ではマンゴーの下に吹く心地よい風を感じてもらえたらうれしい」と説明する。

 桜木さんが初めてアフリカを訪れたのは大学生のころ。「その時にウガンダの魅力にはまった」と桜木さん。「一番の魅力は食べ物。バナナやマンゴーが普通に生えていたり、お米がおいしかったり…」とも。

 以来、ウガンダを中心にアフリカで写真を撮り始め、各地で写真展、アフリカの内戦などを伝える講演会、現地での取材、各NGOのコーディネーターを務めるなど、アフリカとの付き合いは10年になる。活動を行う中で寄付金を受けることもあり、「頂いた寄付金を現地で生かしたい」とウガンダの若者たちと奨学金プロジェクト「NEST」を立ち上げ、今年奨学生の1人が現地の大学を卒業した。

 2007年4月、アチョリ王国から親善大使に任命され、昨年9月には写真集「かぼちゃの下で―ウガンダ 戦争を生きる子どもたち」(春風社)を出版した。

 今月9日には、桜木さんによるスライドトーク「アフリカは地球のいなか。」を行う。「このタイトルは故いかりや長介さんの言葉だが、私もアフリカがどこか懐かしく故郷のように感じている。参加者にもアフリカの魅力を伝えたい」と桜木さん。当日は展示作品の解説のほか、それ以外の写真や現地の雑貨・楽器などを交えてアフリカの多様な文化を伝えるという。

 展示時間は9時~20時(土曜・日曜は19時まで、最終日17時まで)。月曜休館(第3月曜除く)。入館無料。今月17日まで。

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