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西東京・多摩六都科学館で「ギネス認定証」お披露目-先端技術評価

「CHIRON II(ケイロンII)」を囲んで高柳雄一館長、五藤信隆社長、園児ら

「CHIRON II(ケイロンII)」を囲んで高柳雄一館長、五藤信隆社長、園児ら

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 多摩六都科学館(西東京市芝久保町5、TEL 042-469-6100)で10月19日、「もっとも先進的なプラネタリウム」としてギネス世界記録に認定された「CHIRON II(ケイロンII)」の認定証お披露目会が開かれた。

ギネス認定書を手にする高柳雄一館長(右)と五藤信隆社長

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 「ケイロンII」は今年7月7日、同館のリニューアルにあわせて導入した最新鋭のプラネタリウム。27.5メートルの大型ドームは東日本最大で、世界第4位。世界初の高輝度LED光源を採用し、1億4000万個の恒星(18等級まで)の投影を実現するほか、2000個以上の暗黒星雲、300個以上の星雲・星団も表現する。「もっとも先進的なプラネタリウム」として8月22日、ギネス世界記録に認定された。開発は五藤光学研究所(府中市)。

 お披露目会はプラネタリウム内で行われ、五藤光学研究所の五藤信隆社長から高柳雄一館長にギネス認定書が手渡された。高柳館長は「当館は5つの市が連携し、科学の良さや楽しさを子どもたちに親しんでもらえるオンリーワンの科学館だと思っていたが、今回ナンバーワンが加わり幸せを感じている。このオンリーワンとナンバーワン、2つの1に支えられている当館をこれからも支援いただければ」と話す。

 「当社は1959(昭和34)年、国産初の光学式プラネタリウムを作ってから今年で53年目。技術者が常に実際の星空に近い星を作ろうと努力してきた結果がギネス認定につながったと思っている」と五藤社長。「しかしまだきれいな星空に及ばない、もっと美しい星空を再現するためこれからも全社を挙げて頑張っていきたい」と今後の意気込みも語った。

 この日は、近所の園児34人も招待され世界一のプラネタリウムを楽しんだ。同20日からは「世界一認定記念企画」として、同認定書を展示し記念撮影できるほか、今月限定で毎日先着30組60人に入館チケットを進呈する。

 同館は小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市(旧田無市・保谷市)が設立・運営する博物館で、7月のリニューアルオープン以降、6万8177人が来場している(9月末現在)。

 開館時間は9時30分~17時。月曜定休(祝日の場合は翌日休み)。料金は大人=1,000円、子ども=400円(展示・プラネタリウムセット)など。

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