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「練馬のみどり」テーマにした俳句に1万句の応募-47人が受賞

受賞者集合写真

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 練馬区役所で12月22日、「平成24年度練馬みどりの俳句大賞」の表彰式が開催され、小中学生の部30人、一般の部17人の計47人に賞状と記念品が贈られた。主催は練馬みどりの機構。

一般の部大賞受賞の様子

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 練馬のみどりに関心を持ってもらうことを目的に、同団体が今年7月11日~9月30日に区内在住・在勤・在学者から、練馬のみどりを愛し季節を感じられる俳句を募集。2回目となる今回、昨年より4000句を超える約1万句応募があり、みどりに対する関心の高さを示した。

 小中学生の部で大賞に輝いたのは、練馬区立早宮小学校4年の豊田真弓さんの句。「夏空にせみのブローチ ケヤキの木」。一般の部で大賞に輝いたのは、光が丘在住の桑谷佳男さんの句。「落葉掻く 日課重ねし 大欅」

 賞状と副賞の練馬区内共通商品券3万円分を授与された桑谷さんは「自宅近くの農家の方が毎日行っている様子を詠んだもの。思いもよらず素晴らしい賞を頂いた」と受賞を喜んだ。

この事業に学校として取り組んだ小学校12校、中学校1校の計13校には、「みどりの普及啓発に貢献した」ということで感謝状と記念品を贈呈。1年~6年の全児童が応募した学校もあった。

 表彰式で、同団体の理事・品田穰さんは「俳句は、身近な自然に興味を抱いて観察しないと詠むことができない。みどりを大切にするきっかけにしてほしい」といい、審査委員長を務めた中牧修さん(俳人協会会員 元練馬区立大泉第三小学校校長)は「子どもたちの俳句からは、郷土の練馬に誇りを持っていることが感じられる。一般の部からは、練馬の自然の美しい情景が目に浮かんでくる」と講評した。

 入選した俳句は来年1月、練馬区役所や石神井庁舎、石神井公園ふるさと文化館で展示する。

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