練馬区が11月1日、区内農家の庭先直売所などをまとめた「農産物直売所マップ」の配布を始めた。
身近な採れたて野菜を味わってもらいたいと2004年度から作成している同マップ。2年に一度、改訂している。
今回、新しく完成したマップには区内に約300カ所ある農産物直売所のうち109カ所の所在地、販売している農産物、生産者からのメッセージなどが盛り込まれているほか、区内JA東京あおばの共同直売所やそれぞれの直売所の特色なども紹介している。消費者の食に対する安全性への関心が高まっていることを受け、「東京都エコファーマー」に認定された農業者や「東京都エコ農産物」の認証を受けた品目がわかるように工夫されている。
美術館、博物館、文化財、桜の名所など、さまざまな区内の観光スポット情報や、「練馬大根の碑」「甘藍(キャベツ)の碑」、「ビール麦金子ゴールデンの碑」など、区内の農作物にちなんだ珍しい記念碑の紹介、バス路線図も収録している。区の担当者は「このマップを片手に秋の街歩きを楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
区役所、出張所、図書館などで配布する。