練馬文化センター(練馬区練馬1)で10月14日、「みどりの風 練馬薪能(たきぎのう)」が開かれた。
この日は、あいにくの雨により石神井松の風文化公園(練馬区石神井台1)から会場を変更し行われた。
出演は、重要無形文化財総合指定保持者の梅若万三郎さん、紀長(のりなが)さん、久紀(ひさき)さん親子と、人間国宝・野村万作さん・萬斎さん親子のほか、殿田謙吉(けんきち)さん(ワキ)、一噌(いっそう)幸弘さん(笛)、八田達弥さん(地謡(じうたい))など、練馬区ゆかりの能楽師が多数出演した。
狂言「棒縛(ぼうしばり)」、能「紅葉狩(もみじがり) 鬼揃(おにぞろえ)」が披露され、観客は幽玄の世界に酔いしれていた。観覧者は「友人に勧められて参加した。とても素晴らしい舞台で感激した。来年はぜひ松の風公園で見たい」と感想を話した。