ちひろ美術館・東京(練馬区下石神井4、TEL 03-3995-0612)が9月10日、開館41周年を迎える。
画家・いわさきちひろ(1918~1974年)の業績を記念し1977(昭和52)年9月10日、自宅兼アトリエ跡に世界初の絵本専門美術館として設立した同館。
1997年には安曇野ちひろ美術館を長野県松川村に開館。散逸(さんいつ)しやすい絵本原画を大切な文化遺産の一つとして位置付け、世界の絵本画家の作品収集・公開・保存・研究に努め、子どもから大人まで楽しめる活動を展開している。ちひろ作品約9500点のほか、34の国と地域の206人の画家による約1万7700点の収蔵品(2018年3月末現在)は、絵本原画コレクションとして世界最大規模を誇る。
同館広報担当者は「次の10年、20年後の未来に向けて、絵本文化の発展と世界中の子どもたちの幸せと平和のために活動を続けていきたい」と話す。
9月9日は開館記念企画として来館者先着100人を対象に非売品ポストカードを進呈する。
開館時間10時~17時。入館料は、大人=800円、高校生以下無料。月曜休館。