としまえん(練馬区向山3)で8月31日、最終日の営業が始まり、最後の別れに多くの人が来場している。
1926(大正15)年に開業した同園。日本最古のメリーゴーラウンドで機械遺産の「カルーセルエルドラド」、流れるプールやハイドロポリス、フライングパイレーツなどのアトラクションが知られている。世界初の流れるプールのほか、乗り物の中には世界初・日本初のものも多く存在し、特に地元に愛された遊園地だった。今年6月12日、閉園を発表。今日で94年の歴史に幕を閉じる。
区内から家族連れで遊びに来ていた母親は「なぜ閉園してしまうのかという思いでさみしい。子どもの頃から遊びに来ていて、自分が親になってからは子どもを連れて遊びに来ていた。今日は可能な限り遊びたい」、父親は「プールも乗り物も最高だった。自転車で来られる感じが地元の遊園地という感じで大好きだった。ついにこの日が来てしまったという思い」と話していた。
20時から花火を打ち上げ、カルーセルエルドラド前でセレモニーを行う予定。