練馬区は11月1日、区とアニメの深い関わりとその魅力を区内外にPRする冊子「アニメ・イチバンのまち練馬区」の配布を始めた。2010年に第1号を発行し3年ぶりの改訂。
数々のアニメ作品が生み出され、アニメに関わる著名人も多数輩出した「練馬区のアニメ」が一目で分かるという同冊子。手塚治虫さん、石ノ森章太郎さん、松本零士さん、ちばてつやさん、高橋留美子さんら区ゆかりの漫画家を紹介するほか、作画監督・キャラクターデザイナーの小田部洋一さん、声優・森久保祥太郎さんのインタビューや区内で制作されたアニメ作品の歴史、アニメマップも掲載する。
表紙は「天元突破グレンラガン」や「時をかける少女」など、作画監督・キャラクターデザイナーとして活躍する久保田誓さんの描き下ろし。東映アニメーションや虫プロダクションのほか、光が丘団地、としまえん、石神井公園など区内の風景が描かれている。A4判でカラー20ページ。
区役所、練馬区観光案内所(練馬駅地下1階)、区民事務所、図書館などで配布している。12月9日には英語版、中国語版も配布予定。
練馬区は、日本初の劇場用長編アニメ「白蛇伝」や連続テレビアニメ「鉄腕アトム」が最初に制作されたジャパンアニメーション発祥の地で、現在もアニメ関連企業が約90社と日本で最も集まる一大集積地となっている。