区立光が丘春の風小学校(練馬区光が丘7)で2月13日、元プロ陸上選手で400メートルハードル日本記録保持者の為末大さんが6年生児童65人を対象に特別授業を行った。授業は、日本製粉が主催している「爲末大学 食育学部」の一環で、練馬区内では初開催。
授業は「自分へのチャレンジ」「多様性を知る」「明日への体を作る」ことをテーマに、「体育の時間」「話し合いの時間」「食育の時間」の3部構成で行われた。
「体育の時間」では、為末さんは児童たちと一緒に準備運動をしたり、ハードルの跳び方やスタートダッシュのコツを指導したりした。ハードルを倒した児童に、「僕もたくさんハードルを倒した。つまずいても振り返らないで前を向いて、どんどんチャレンジしていってほしい」と声を掛ける場面もあった。
「話し合いの時間」では、児童それぞれの「夢」と、夢を達成するための「夢の階段(ストーリー)」の発表や活発な議論が行われた。為末さんは「夢をかなえるために具体的に何をするのか?何をしたいのか?夢の向こう側に誰の笑顔があるのかを考えてほしい。そして、クラスの皆でお互いの夢を応援し合ってください」とエールを送った。
この日、授業に参加した児童は「陸上競技は得意ではなかったけど、為末さんから跳び方やスタートの仕方を教わって、早く走れているのが自分でも分かった。とても面白かった」と振り返った。