練馬区農の学校(練馬区高松1)で11月29日、農作物の収穫実習が行われた。
この日は、「中級コース」「初級コース(秋冬期)」の受講者が講師の指導の下、農作物の収穫方法などを学んだ。
練馬区農の学校とは、農家の高齢化や後継者不足などに対応するため農に関心を持つ区民の中から農業者を支える人材を育て、さらに人材が活躍する場を提供する拠点として今年3月に誕生した学校事業。講師は区内農業者が務める。
中級コースで学んでいる黒田江理子さんは「これまで大切に育ててきた野菜を収穫できることはうれしい。農の支え手として商品になるよう丁寧に収穫することを心掛けた」と振り返る。同日行った収穫祭では、受講生が収穫した野菜を使ってクラムチャウダーなどの料理を振る舞う場面も。
併せて「初級コース(秋冬期)」の修了式も行い、受講生へ認定証を交付。新たに5人の「ねりま農サポーター」が誕生した。修了生の木村卓司さんは「中級コースに進み、しっかりと農業技術を身に付け、農家の手伝いをしていきたい」と意気込みを見せた。