電子決済サービスの株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(本社:東京都中央区、代
表:大高 敦、以下TMN)は、小売店に設置された「電子棚札」に、メーカー等の販促情報を即時反映できる新技術を開発し、特許を出願しました。
本技術は、小売店が定めたルールの範囲内で、メーカーが「賞味期限間近」や「在庫滞留」などの状況に合わせて、メーカー協賛による値引き情報やクーポン情報などの販促表示を即時に反映できる仕組みです。
小売店側の管理・統制を維持しながら、小売店の業務負担を抑えつつ、メーカー主導の機動的な販促を可能にし、食品ロスの削減や販売機会の拡大に貢献します。
■ 開発の背景:タイムリーな販促で「食品ロス」を防ぐ
小売業界では人手不足を背景に、電子棚札の導入やリテールメディアとしての活用が広がっています。メーカー側は「賞味期限が近い」「在庫が余っている」といった際に値引き情報やクーポン情報などの販促表示を行いたくても、小売店のシステムや運用を介する必要があるため、即時かつ柔軟に対応しにくいという課題があります。
本技術はこうした課題を解決し、小売事業者の管理・統制を維持しながらメーカー側がタイムリーに需要を喚起できる仕組みを提供します。
■ 新技術の特長と仕組み
1. 小売店の管理条件に基づき、メーカー販促を電子棚札へ反映
小売店が事前に設定したルールの範囲内で、「メーカー協賛の特別割引」「メーカー負担クーポン配布中」などのメーカー販促を即時に反映できます。システムが許可範囲内であるかを自動で確認するため、不適切な表示変更を防ぎます。
2. 状況に応じたダイナミックな販促
在庫や賞味期限の状況だけでなく、気温などの天候情報および電子棚札と顧客の携帯端末(店舗アプリ等)との通信情報、購入履歴情報、言語設定情報などに基づき、店頭の状況に応じた販促表示を行うことができます。例えば、同一商品の繰り返し確認や、複数商品の比較検討といった行動などに合わせたクーポン表示なども可能になります。
■ 期待されるメリット(三方よし)
- メーカー: 食品ロスや返品の削減。状況に応じたタイムリーな販促による収益改善。
- 小売店: 電子棚札をメーカー販促の接点としても活用できることで、導入の費用対効果が向上。
- 消費者: 商品棚の前で、タイムリーにお得な情報を得られ、納得感のある購買体験につながる。
■ 今後の展開
TMN は決済とマーケティングを融合する情報プロセシング事業を推進し、データ活用基盤の拡充を進めています。本技術を、店頭の商品情報、購買データ、顧客行動、外部環境情報、メーカー販促をつなぐ新たな接点とし、流通小売業の課題解決と生活者の購買体験向上に貢献していきます。
【特許出願の概要】
出願番号:特願2026-089241
発明の名称:電子棚札システム、電子棚札システムの制御方法、電子棚札システムの制御プログラム
出願人:株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス