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練馬のオイスターバーにカキのかき氷「牡蠣氷」 味は「カキそのもの」

オリジナルカキソースを使った「牡蠣氷」(300円)

オリジナルカキソースを使った「牡蠣氷」(300円)

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 西武池袋線・桜台駅近くの「ネリマ オイスターバー」(練馬区桜台1、 TEL 03-6915-8641)で現在、カキを使ったかき氷「牡蠣氷」を夏季限定で販売している。

ネリマ オイスターバー外観

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 生ガキ、焼きガキ、カキフライなどのカキ料理がメーンの同店。店舗面積は約21坪。席数はカウンター7席、テーブル20席、個室8席。年間を通じ、安心して食べられるカキの供給を心掛け、生で提供するカキは滅菌海水の施設で管理されたカキを使う。店頭では氷の上にレイアウトするような見せ方でなく、提供するまで専用の冷蔵庫で管理し、外気に触れさせないなど衛生管理にこだわる。

 店主の鈴木さんは「都心のオイスターバーが出すメニューはどこもほぼ同じ、さらに提供するカキも酒の価格も高くなってしまう。自分の店では、もっとカキを楽しんでもらえるよう他店ではまねできないメニューを提供していきたい。価格もリーズナブルに提供したい」と話す。

 夏季限定商品として考案した「牡蠣氷」は、スタッフから「通常メニューにデザートとしてかき氷を追加してみては」と提案されたのがきっかけ。鈴木さんは「かき」を「カキ」と脳内変換し、「これは斬新」と思い立ったという。早速試作し、ほぼその日のうちに完成。試食した結果、かき氷を提案したスタッフと鈴木さんは「あり」という判断に至ったという。一方、別のスタッフは「客に出せるものではない」と賛否は分かれたが、多数決で追加メニューとなった。

 価格は1杯300円。上にかけるカキソースは生ガキをこして蒸したもので、味を調整し蜂蜜で甘味が加えられている。1杯で約1個のカキが使われており、生臭くはなく、色味は黄土色。鈴木さんによると、「味はカキそのもの」という。蜂蜜の加減は調整できる。

 「カキ風味を加えることは簡単、それではうちのメニューではない。カキそのものを楽しんでもらうためカキの風味を全面に押し出した。こういった形もカキの新たな楽しみ方の一つ」と自信を見せる。「逆に食べられない人がいても仕方がない」と割り切る一面も。

 実際食べた客からの評判は上々で、週1回ペースで食べにくる常連客もいるという。鈴木さんは「調子に乗り、第2弾も考えていたが、思いのほか寒くなってきたため来年に持ち越す」とさらなる新メニューに意欲を見せる。

 営業時間は11時30分~23時30分(ランチタイム=15時まで、カフェタイム=15時~17時)。火曜定休。「牡蠣氷」の提供は11時30分~17時のみ。9月30日まで。

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