「アニメコンペティション練馬2018」の表彰式が3月17日、練馬区内で行われた。
「短くても楽しい短いからおもしろい」をコンセプトにアニメ作品を募集し、優秀作品を決める同審査会。第3回の今年は日本全国から81作品が集まった。
自由なテーマで30秒~90秒の作品を募集した「1分アニメ部門」は、佐藤史織さんの応募作品「tiny」がグランプリを受賞した。審査員は「とても美しく、癒やしを感じる作品。水彩で描かれていて、制作するのはとても大変だったと思う」と評価する。
区内在住・在学の小中学生を対象にしたキッズアニメ部門のグランプリは、設樂柑太さん (小1)と設樂水美さん (小5)姉弟による合作の「動物たちと自然」が輝いた。63枚にわたる大作で、生き生きとした動物たちや、炎が花や木に変化する様子を描く。審査員は「楽しく描かれているのが良かった。大人でも思いつかない展開で、発想が素晴らしかった」と講評した。
1分アニメ部門グランプリの佐藤さんは、特別賞として今年11月に練馬区で開催される「世界都市農業サミット」のPRアニメーションの制作チームに参加し、プロのアニメーターと協働で取り組む。制作するアニメは今後、「世界都市農業サミット」のPRに活用するという。