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虫プロ同窓会に関係者250人-鉄腕アトム放送50周年記念で

会場の様子

会場の様子

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 アニメーション制作会社「虫プロダクション」(練馬区富士見台2)は5月31日、都内のホテルで鉄腕アトム放送50周年を記念し同窓会を開いた。

あいさつする伊藤叡社長

 同作は1963(昭和38)年1月1日、国産初のテレビアニメシリーズとして放送され今年で50周年。同イベントに参加したのは、富野由悠季さん、杉井ギサブローさん、主題歌を作曲した高井達雄さん、アトムの声を務めた清水マリさんら数多くの作品に関わり日本のアニメ産業の礎を築いたスタッフ、関係者など約250人。

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 主催者あいさつでは、「ちょうど10年前、40周年記念の同窓会を開催した。その後も同窓会をやってほしいと意見もあったが開催するのは結構大変。ただ今回50周年目という節目に同窓会を行わなければ2度と開催できないかもしれないと思い、この同窓会開催を決めた」と伊藤叡(さとし)社長。「虫プロに残っている名簿は900人以上あるが、残念ながら300人以上は現住所を突き止めることができず、約90人の先輩の方々は亡くなっていたことがわかった。短い時間だが、旧交を温め楽しい時間を過ごしてほしい」と話した。

 そのほか、「今日たまたまこのパーティーに来られた人は手塚治虫一族の残党で、幸せ者だと思う」(杉井ギサブローさん)、「いつまでも元気だねといわれることがあるが、手塚先生が生み出したアトムの魂が私の中を通り抜けてからでは」(清水マリさん)とあいさつ。乾杯の音頭は高井達雄さんが行った。

 会場では同社が制作したアニメの音楽が流れ、当時のスタッフや関係者らが懐かしみ笑顔で楽しむ様子が見られた。

 同社は1961(昭和36)年、練馬区富士見台で手塚治虫さんが設立。制作効率を上げるため、絵の使い回しや止め絵を使うなどのアイデアを生み、国産初の30分テレビアニメシリーズを成功させた。同社のほか東映アニメーションもあったことから、区内にアニメ関連の制作会社が集まり同区のアニメ産業発展につながった。

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